Top > 第一章:地球と火星


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''%%%第一章:地球と火星%%%''
俺が子供の頃、特に大好きだったものは「ゴジラ」と「ファミコンゲーム」だった。なので「ファミコン版ゴジラ」が発売された時はまるで夢のような気分だったのだ。
俺が子供の頃、特に大好きだったものは「ゴジラ」と「ファミコンゲーム」だった。だから「ファミコン版ゴジラ」が発売された時はまるで夢のような気分だったんだ。
ゲームの全体的な流れとしては、戦車やジェット機を破壊しながら太陽系の惑星上を移動し各ステージで立ちはだかる怪獣たちを倒してゆくというもの。
平凡的な出来でしたが、当時気にはしなかった。10歳の誕生日プレゼントにこのゲームを貰ってからは、日夜問わず遊んでいた。
平凡的な出来だったが、当時気にはしなかった。10歳の誕生日プレゼントにこのゲームを貰ってからは、日夜問わず遊んでいた。

&br;残念なことに、俺は一年後そのゲームを「突然! マッチョマン」というゲームと交換してしまったのである。俺はそのゲーム内容がどんなものだったのかを知り、ものすごく後悔した。
&br;残念なことに、俺は一年後そのゲームを「突然! マッチョマン」というゲームと交換してしまったのである。俺はそのゲームの内容がどんなものだったのかを知り、ものすごく後悔した。

&br;最近俺は、新しいファミコンを買った。友人のビリーがソフトあちこち探し回り、その末、ファミコンゴジラのソフトを見つけることができた。
俺は子供の頃大好きだったゲームをするのが楽しみで仕方く、ビリーにそれをどこで見つけたのか、聞こうとも思わなかった。
ビリーは他にも、「ゼルダの伝説」とか「ボンバーマン」だとか、それに「Action52」とかいうバカげたゲームもくれたが、やっぱ「ゴジラ」が一番だったなぁ。

&br;ゲームを起動すると、懐かしさが波のように押し寄せてきた。ピコピコ音のゴジラのテーマソングがスピーカーから誇らしげに流れ、俺はニヤニヤしていた。

&ref(map.jpg,nolink,zoom,350x300);

&br;こんな時代遅れなゲームをまだやっているのかと笑われることもあるが、俺はファミコン以外のゲームでこんなに楽しい思いをしたことはなかった。
ファミコンゲームは何もかもがシンプルで、純粋だったころを思い出させてくれる…
でも、このゲームで起きたことがきっかけで、もうそんな気持ちにはなれなくなったんだ。

&br;ゴジラで障害物を破壊する楽しさがアクションステージでは薄れてしまうのを俺は忘れていた。
このゲームはあらゆる方向から弾や敵がぶつかってくるのだが、自機が大きすぎてそのほとんどを避けることができないのである。
多少の興奮は覚めたものの最初のボス戦まではあっという間だった。

&br;最初のボスは「ゲゾラ」という、ゴジラ映画には出てこないイカの怪獣だ。
&br;&ref(Gezora.jpg,nolink,zoom,350x300);
ゲゾラとの戦いで一番厄介なのは、触手で叩きプレイヤーを画面端に追い込み、ゲゾラが離れるまでずっと身動きが取れなくなる行動をとること。
ゲゾラとの戦いで一番厄介なのは、触手でプレイヤーを画面端に追い込み、ゲゾラが離れるまでずっと身動きが取れなくなる行動をとること。
ダメージは食らわないが、制限時間が過ぎるまで拘束されることがあり、それによりゲゾラのHPが回復してしまう。

&br;本当にうざったい。
そしてもちろん、俺が彼と戦った時もそうなった。
ただ、何故がこれがゲームのバグを引き起こしたようだ。一度触手で叩くとずっと止まらず、40秒の制限時間をすぎているのはずなのに、5分近くも拘束されたのだ。
だが何故かこれがゲームのバグを引き起こした。一度叩かれるとずっと止まらず、40秒の制限時間をすぎているのはずなのに、5分近くも拘束されたのだ。
しばらくすると、グラフィックが乱れ、小さな赤い四角が画面いっぱいに表示された。

&br;&ref(Gezora_first_Glitch.jpg,nolink,zoom,350x300);

気味が悪かったが、俺はカセットに息を吹きかけ、プレイを再開した。
そしてもう一体のボスモンスターである「モゲラ」を問題なく倒すことができた。

&br;こうして俺は次の惑星、火星に向った。

&br;&ref(map2.jpg,nolink,zoom,350x300);

マップを確認すると、予想外のものを発見した。
「バラン」が居るべきな場所に、「チタノザウルス」の姿があったのだ。
ゲームには10体の怪獣が登場するのだが、チタノザウルスはその中にはいない。俺はそう思ったんです。
ゲームには10体の怪獣が登場するのだが、チタノザウルスはその中にはいない。俺はそう思った。
もしかすると、もともとチタノザウルスはゲームに登場する予定だったのが、何らかの理由でバランと置き換わったのだろうか?


&br;「大好きなゲームをプレイできるだけでなく、新しいモンスターが登場するプロトタイプを遊べるだなんて!」

&br;俺はとてもワクワクした気分になり、チタノザウルスが動く姿を見るのにステージを全速力で駆け抜けたのは、言うまでもない。

&br;&ref(Gezora_Second_Glitch.jpg,nolink,zoom,350x300);

またゲゾラと戦い、画面端に追い詰められる前に倒した。
が、今度はゲゾラが死んだときにバグが発生した。ゲゾラのスプライトは下に沈まず、まるでバグに飲み込まれてしまったかのようになり、彼の目が画面上にランダムに出現するようになった。
今思えばこれは、このゲームは何かがおかしいという最初の警告だった。愚かなことに俺はそれを無視し、今度はバグのあるモゲラとの戦いへと進んでしまう。

&br;&ref(Big_Moguera.jpg,nolink,zoom,350x300);

モゲラの体格が2倍以上になっていて驚いた。
いつものより倒すのが難しく、(といっても、そんなでもなかった)でもすぐに倒せたのだが、モゲラが死んだときにまたバグが発生した。

&br;&ref(Glitched_Moguera.jpg,nolink,zoom,350x300);

これは非常に速いスピードで起こったのでスクリーンショットを撮ることができたのは幸運だった。何が起こったのかと言うと巨大なモゲラ溶け始め、砕け散ったのである。
また、文字化けした画面右側のテキストを見ると、鳥かごの中に鳥がいるようにも見えるが、何を意図した物なのかは未だにわからない。

&br;&ref(Titanosaurus.jpg,nolink,zoom,350x300);

俺はチタノザウルスと戦う事になったのだが、今回はどんなバグが起こるのかと心配だった。驚いたことに、チタノザウルスは大丈夫そうだった。
ゲームに出てくる二足歩行の怪獣は皆同じ身長なのだが、チタノザウルスは他の怪獣より背が高かったのだ。
実際に映画に登場するチタノザウルスもゴジラより背が高ったので、これは良いなと思った。

&br;ゲームに登場しないはずのモンスターととても楽しく戦った後、敵軍の基地占領し、通常のように木星ステージに進まず、「パトス」へと進んだ。(第二章へとつづく…)
&ref(Pathos.jpg,nolink,zoom,350x300);

[[次へ進む>第二章:パトス#abcdef]]

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